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Cessna 172 Piper PA28R

EnjoySky-2 いろいろな飛行機を操縦したい

Cessna-152

飛行しての印象

・私が初めて訓練に使ったのがこれ。訓練と、その後のEnjoySky フライトとで、150時間位飛んで、すっかり馴染ん
 でしまいました。
・機体は、30年物がいまだに使用されているのに驚く。狭い、古ぼけて内装などは取れかかっているなど、 これで
 訓練は大丈夫か?と心配になる。が、クルマでも高級スポーティカー にしか使っていないアルミボディで、腐食が
 ほとんどない。
・エンジンはオーバーホール間隔が2400時間と長い。時間が来ると、オーバーホール整備し、または別エンジンと
 載せ換えて行く。私が普段使っている機体のエンジンが今年(2007年)、ブランニューのエンジンに換装された。
・高翼機なので、乗り降りは容易。また、下方視界は抜群で写真も取りやすい。
・操縦性などは、言えるほどの 経験はないが、最近、ほかの機体も操縦したので、それらと比べると、操縦操作に
 対するレスポンスがよい。時間遅れが無く、素直に機体がついて来る、とても操縦しやすい飛行機だ。
 小さく軽いので、クロスウインドには敏感で流され易く、着陸時には、苦労。乱気流にも、機体が大きく上下する。
 勝手知った空域だと、その上下動も楽しめるが、初めていく地域や、特に山岳地で、緊急着陸スペースが探せな
 いような場所だと、怖くなる。
・失速は、パワーオフだと、失速警報音を越えて上向きで減速すると、全失速して突然ストンとノーズが落ちる。
 リカバリーは容易。

斜め前から
計器・操作パネルです

乗員数  2人乗り
全幅  10.1m(33'4")、
全長   7.3m(24'1")
標準空重量  491Kg (1081Lbs)
最大有効重量 267Kg (589Lbs)
最大離陸重量 758Kg (1670Lbs)
操縦席の幅は窓下線基準で89cm(*)。 この図で外側寸法を概測すると約106cm位と、極めて狭いです。

アルミ薄板リベット結合構造でとても軽く、空重量491Kgは、2人乗り軽自動車のコペン(ダイハツ)でも空車重量が830Kg あるのに比べてその軽さが分かります。

因みに現在の日本の軽自動車規格では、全幅148cmですから、インストラクターと乗るとかなりタイトだが、足長の彼らはシートポジションが後ろで肩は前後するため収まる。 アメリカ人訓練生だと、サイドバイサイドでは乗れないらしく、Cessna-172で訓練する人が多いです。

(*)35inches C152 POH p6-8から












歴史と基本仕様、性能

Cessna 152 は、1950年代に登場したCessna 150 を基本にしたその後継機で、エンジン、使用燃料、外観の一部変更とともに導入された。生産は1977年からで1985年に停止された。 総生産機数 7,584機。主に訓練機として使用されたが、なかにはA152という、アクロバット仕様機もある。
ベースとなった150は民間航空機としては、第3位の生産数にあたる23,839機生産された。

・エンジン:Lycoming社製 型式:O-235-L2C 自然吸気/プロペラ直動/空冷/水平対向4気筒
  /燃料系-気化器装備/排気量-233.3立方インチ(3.82リッター) 最高出力:110馬力@2500RPM
・プロペラ:McCauley社製 ブレード数:2 直径:69'~67.5'(175cm~171cm) タイプ:ピッチ固定
・燃料:100LL(低鉛、ブルー色), 100(グリーン色)
・最高速度:110knots(海面高度,203km/h)   巡航速度:107knots(75% Power, at 8000ft, 198km/h)
・上昇性能:毎分715ft(@海面高度)  実用上昇限界:14,700ft(4481m)
・最大航続距離:415海里(768km) @10,000ft/24.5Gallons of Usable Fuel