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 ソロ試験合格!

<2005年8月第3回訪問の続き・・・>
前回2005年第2回の訪問時から、M.I.Airの専任instructorはKevin Solgato。
Kevin は30才位の大柄なアメリカ人。balance & weight(*1) 計算の時、聞くと体重は240ポンド(110kg)、私が64kgだから機体の右がかなり重い。 訓練生仲間でも、着陸時にあたかも横風があるかのように右にながされるのはKevin のせいでは?とかうなづきあった。
5月には、traffic pattern を集中的にKevin に教えられた。1日2 flight でlanding 20回以上という日もあった。おかげで課題としていたlanding に 徐々に自信が着いてきた。
<Kevinが私のポロシャツの背中をはさみでカット!なぜ?理由は後で>


8月16日(火)
 8時にMIAirについたものの曇天とhaze(西のロサンジェルス市街地から流されてくるスモッグによる'もや’)、visibility は1n.m.(nautical mile 海里 1852m) 。student pilot の飛んでよいvisibility は3n.m. で飛べる状態では無い。最も気流が安定して着陸操作のやりやすい9時をSolo 候補時間に決めてあったのだけれど。solo flight を指揮指示するKevin も天候を知ってか、出社してこない。 暫時待ってもvisibility は好転せず。この待ち時間を利用してG/Sのstage check exam-3、マークシートに答えを記入、いつでも提出OKにした。

 夏休みを利用して、ご夫婦でRedlandsにflight tour に来ている前田さんが、昼食後、Cessna-N49902で出かける頃、Kevinが現れ、急遽、条件がOKならSolo Testも可能性ありでフライトをするか聞かれた。 午後で風も強まり、気流の乱れる時間帯で着陸は難しそうだし、おまけに機体がシートのあわせにくいCessna-N67361で、 気にはなったが、逃げずにフライトにすることにした。

 3回位Kevinとpattern でSim.Eng.Failureと通常フライト練習。"Are you OK, comfortable to Solo?"(だいじょうぶか?ビビッてないか?)とすこし念押し気味に Kevinが聞くので、内心は準備万端とは言い難いが 強気に"OK !"と答えSoloに挑戦。Kevinはトランシーバーを持って"Anytime, you can call me. I can help you"(何かあったらいつでも無線しろ。なんとかするから)と心配そうに(?)言いつつtaxi wayで361を降りた。 hold line(*2)迄自機67361を進めて、目の前を着陸した 他機がrunway上から出るのを待ち、空域の安全を再度見てからrunway26に進入。
その時、Kevinから"Radio?"との声。ああ、いきなり 進入announce(*3)忘れ! 気にしないことにしてtraffic pattern にtakeoff!。慣れたrunway26で、一人乗りで機体が軽く、上昇が良い以外いつもと同じ調子で順調。 隣に大柄のinstructor, Kevin がいないと、意外にも不安感より解放感が大きく、晴れ晴れ気分でradio "Redlands traffic, Cessna 67361, upwind, runway 26, Redland" もスムーズ。turnも予定通りバンクを20度以下に押さえた。

 いよいよ着陸第1回目。
ややfinal turn がovershoot、課題のlandingは、runway上でのlevel flight が低く着地はbounceだったが成功!。

               (下の写真は、右から左に見てください)


(3)FlareしてTouch Down寸前

(2)Level Flight !

(1)Short Final, EngineをIdleにして・・

runwayを出てafter landing check list実施。2回目のtraffic pattern、3回目と、落ち着くとともにfinalも良くなった。
最終はclean touch down ! といきたかったが、そうもいかず。でも3回のtraffic patternを終えてKevinの待つtaxiwayに戻る。

runway でS君が一連の写真をとってくれていた。Solo を最初の目標にしてきて、一生に1回の記念すべき通過点なので、この写真はとても嬉しかった。

残りのpracticeを終え、officeに帰還。皆のなかで、私のArnold Palmerのポロシャツ(!安くないはず)の背中をKevin がはさみでジョキジョキ四角に 大きくカット、それに記念の私のサイン、Kevinも小さく証明サイン。この記念シャツ片は他の訓練生のと同様、壁に掲示。 ライセンス取得迄とのこと。JamesからSolo証明書を貰う。


3時半位からフライト、その2。
初めてtowerのあるRiverside空港, class-D airspace(*4)へ。KevinがATIS(*5)取得、towerに呼びかけと着陸指示受信。 right baseよりlanding。VASI(*6)を初めて見た。Kevin が依頼してくれて、towerからATC light(*7)を、green, red, whiteとデモ点灯もしてもらえた。 帰路、Sim.Eng.Failure 練習。続いて今度はSBDへ。ここでもSim.Eng.Failure練習。runway24を目指したが若干届かず。Go Around して後、L12に戻った。

今日は、solo達成もあり、またtower 付き空港へ初めて行ったし、全く充実した日だった。

8月17日(水)
10時からフライト、49902。L12(Redlands空港の略号:既出)で2、3回pattern、1回SimEngFailure。SBDでのno flap landingのなかでforward slip(*8)練習、かなり奥まで右rudderを押し込む。まだstrokeがのこっていたのか・・・という位。
SBDからSW departureでpractice areaへ。初めてMarch(*9)にコンタクト。slow flight, 超slow~45kts!!. BPなしtrimのみでのコントロールも。 SimEngFailure,特に着陸寸前まで。
要点は・・:
    60BestGlideTrim
    Find place
    checklist (for restart)
    checklist (for landing)
L12帰還、full stop landingが右流れ、修正ギリギリ。level時のBPで少し右にロールするらしい。明日はこれを退治練習したい。
明日夕刻、18日MasaさんによるStagecheck-1 と決まったこともあり、なおさら。


筆者の略記集とコメント
(*1)balance & weight 飛行時の重量と、その重心位置が機体の要求範囲に入っていることを計算確認すること。
(*2) hold line 誘導路taxiway から滑走路runway に入る境目。管制塔無し空港では、滑走路に他機がなく、また進入着陸する他機もないことを確認後、このラインを越えて滑走路に入る。管制塔のある空港では、管制官の許可があって初めて、ラインを越えて滑走路に進入できる。
(*3)進入announce 周辺他機への通知の無線発信。"Redlands traffic, Cessna 67361, departing runway 26, Right closed traffic. Redlands."
(*4)class-D airspace 管制空域種別がD の空域。有視界飛行方式VFRで進入するには、管制官との無線交信状態が確立していることが必要。
(*5)ATIS Automatic Terminal Information Serviceの略。離着陸する飛行機のパイロットに、使用滑走路、風向風速など必要な飛行場情報を与えるための、録音された無線情報。
(*6)VASI Visual Approach Slope Indicatorの略。滑走路脇に設置された灯火の色により、着陸する飛行機のアプローチ角度が適切かどうかを示す誘導設備。
(*7)ATC light 飛行機の無線故障時に、各種の色の灯火で、管制塔から飛行機に指示をあたえるめの灯火。
(*8)forward slip 滑走路へのアプローチに際し、左翼下げ、機首右向きで進入する操作。フラップ操作無しでも、機速を上げることなく降下するアプローチが可能。
(*9)March March Ground Control(またはControlled) Approach の略。class-C 管制空域であり、進入するには管制官との交信状態確立、自機トランスポンダーの識別記号をもらうことが必要。呼びかけは"Maarch GCA, Cessna 49902" あるいは"March Approach, Cessna 49902"(こちらが常用される)。